幻影騎士団について

ブログ書くの一年半ぶりらしいです
どうもミカです
今回は新弾で強化された幻影騎士団について書いていこうと思います。

1.幻影騎士団というテーマ
墓地リソースを駆使して戦うテーマです。
幻影騎士団といえば幻影彼岸というデッキタイプを想起する人も多いと思います。
当時の幻影騎士団には初動と呼べるものがなく、彼岸と混ぜてダンテ、ベアトリーチェで幻影に触りに行くという方法を取らざるを得ませんでした。
しかし今回の新弾においてティアースケイルという強力な初動を手にしたことから、彼岸を大量に混ぜなくとも純構築でデッキが動くようになりました。


2.構築


3.採用理由
モンスター

・幻影騎士団ティアースケイル
今回手に入れた最強の初動です。ローブ、ブーツを落とすことで全ての幻影カードにアクセスできるだけでなく墓地からの自己再生能力も有していて非の打ち所がありません。再生効果は自ターンに限らないため相手エンドフェイズに幻影霧剣の墓地効果で幻影を蘇生、それに反応してこのカードを蘇生、次の自ターン2体でブレイクソードを作り妨害を踏んでから展開という動きが非常に強力でした。

・幻影騎士団サイレントブーツ
チェーンに乗らない特殊召喚効果が優秀です。加えて墓地効果で霧剣をサーチできるため増殖するGに対しての止まりどころを作れるのも評価が高いです。基本スケイルでローブを落としこのカードをサーチして動きます。素引きしていればスケイルへの誘発を貫通できるので3枚採用で良いでしょう。

・幻影騎士団ダスティローブ
スケイルで落として他の幻影モンスターにアクセスするのが主な役割です。パンプ能力も地味ですが相手ターンまで持続するので覚えておきましょう。3枚採用でもよかったのですが後述するラギッドグローブとセットで引いた時の弱さが際立ったため両者とも2枚づつの採用に抑えました。

・幻影騎士団ラギッドグローブ
霧剣を落とし蘇生効果で幻影を出力する役割があります。
ローブと比べてラギッド+ブーツならスケイル+コストと同じ展開が可能なので素引きした時の強さはこちらの方が少し上です。

・幻影騎士団ステンドグリーブ
新弾によってもたらされたもう一枚の新規カードです。ブーツのような特殊召喚効果、墓地効果で手札の幻影を吐き出せるため素引きしたローブ、グローブとの噛み合いがよくスケイルほどではないですがかなり良い新規だと感じました。☆4として場に出せるのでブリガンダインと合わせてブレイクソードを経由せずそのままレイダーズナイトの擁立に向かえます。最初は1枚だけの採用でしたが、単純な☆3ssカードしても優秀であったので2枚に増やしました。

・未界域のツチノコ、ジャッカロープ
今回の構築のキモです。単純な☆3ssカードならばサイコウィールダー、トラッカー、緊急テレポート、ジャンクフォワード、影無茶ナイトなど多種多様な選択肢がありますが今回自分が未界域を選択した理由は偏にティアースケイルとの親和性の高さにあります。
このデッキは俗に言う展開系に分類されると思いますがそのため指名者カードは最大枚数採用されています。スケイルは確かに強力な初動ではありますがその代償に手札コストを要求されますので相手からの手札誘発の貫通を考えた場合、コストとして切りたく無いカードを切らざるを得ないような手札が何回か発生してしまいました。
スケイルのコストが未界域であればこの問題はいくらか解消されます。加えて自身のss効果でついでにドローできますからたとえ手札に未界域以外に☆3がいなかった場合でもとりあえずssしてドローで☆3を引き当てれば最低限の盤面は作れます。確かにss効果で手札の指名者やうららを捨ててしまうかもしれないと言うデメリットはありますが、それに勝るメリットの方が大きいと考えて最大枚数採用しています。

・彼岸3種(グラバース、ガトル、リビオッコ)
ケルビーニからグラバースを落としガトルをリクルートして展開を広げます。このセットがあるのと無いのとではケルビーニのパワーに格段の差が出ます。素引きしてしまうとかなり弱いのでそこをカバーするためにリビオッコを採用しました。
グラバース素引き→ケルビーニからリビオッコ落としてグラバースss
ガトル素引き→ケルビーニからグラバース落としてリビオッコss、素材にしてガトルss
リビオッコ素引き→グラバースからガトルのムーブに支障は出ず。ケルビーニの擁立に成功してしまえば単純に☆3ss札として使える。
リビオッコの採用によっていずれの彼岸素引きも☆3ss札として昇華できるようになりました。ただケルビーニを作りに行くための☆3としての役割が持てないのでやはり素引きしたく無いカード群であることには変わりありません。

・灰流うらら
人類は皆Gが嫌いです。

・増殖するG
嫌いですが採用するしかありません。抹殺のコストとして割り切るならもう1枚をヴェーラーに変えても良いかもしれません。

魔法
・墓穴の指名者、抹殺の指名者
人類は皆Gが(ry

・禁じられた一滴
基本墓地から除外してサーチやssを行うためテーマとしての相性は抜群です。サーチ行為を封じる超雷竜が死ぬほど重いためメインから3枚採用です。

・RUMファントムフォース
先行展開でダークレクイエムを出すために必要なカードです。後手でも相手の除去をかわしながらアークリベリオンを出したりできますがあまり素引きしたく無いですね。

・増援
制限カードは最強です。


・幻影霧剣
幻影が誇る最強の妨害カード。妨害の質としてはそんなに良く無いのですがブーツ、バルディッシュからのアクセスが容易なのが偉いです。妨害としても蘇生効果も多用するので3積み必須です。

・幻影騎士団シェードブリガンダイン
前述したとおりステンドグリーブと合わせてそのままランク4に向かえたり、ケルビーニからのグラバースにうららをもらったときブーツからサーチしてバルディッシュを作れたり小回りが効きます。

・無限抱影
指名者用。後手の時に誘発として使った場合ブリガンダインが使えなくなるので注意が必要です。

エクストラ
・彼岸の黒天使ケルビーニ
このデッキの展開の起点です。身代わり効果も場に残った霧剣を墓地に送る手段になる場合があるので覚えておきましょう。

・幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ
最強の幻影モンスターです。一度盤面に送り出してしまえば破壊されても霧剣による使い回しが可能なので、まずはこのカードの擁立を第一に考えます。

・未来龍皇ホープ
このカードの登場によってリヴァイエールでリソース回復をしつつ妨害モンスターを立てられるようになりました。

・幻影騎士団ブレイクソード
言わずと知れた幻影騎士団のエースです。先行展開で一枚、返しで一枚は必ず使うので最低でも2枚は欲しいです。
3枚目は正直自由枠ですがインフレした現代遊戯王に置いてこのカードより優先して採用したいランク3があまりいないのも事実。候補としては相手盤面に関係なく直接攻撃してアーゼウスに変換できるナイトメアシャーク、戦闘を介する必要はありますが苦手な破壊耐性持ちのモンスターを処理できる電脳界甲-甲々あたりでしょうか。

・虚空海竜リヴァイエール
先行展開で未来龍皇を出すために使います。後手でもリソース回復しつつ相手の守備モンスターに殴ってアーゼウスに変換できるようになりました。

・クロノダイバーリダン
ブリガンダイン素材であれば破壊耐性持ちのモンスターを処理できるため入っています。使用頻度はあまり高く無いので他のカードに変えてしまっても良いと思います。

・ダークレクイエムエクシーズドラゴン
ファントムフォースの登場によりかなり出しやすくなりました。効果無効だけでも強力ですがついでのように墓地のエクシーズモンスターも蘇生してくれるので返しのターンでのキルがしやすいです。

・アークリベリオンエクシーズドラゴン
バケモン。レイダーズナイトのおかげで闇☆4を2体揃えるだけで手軽にワンキルが狙えます。後手の時はこのカードを通すことを意識しましょう。

・天霆號アーゼウス
エクシーズテーマに革命をもたらした一枚。光属性なのでブレソの蘇生効果発動後は出せなくなってしまいます。

4.展開
<ティアースケイル+コスト>
ティアースケイルns コストを切ってローブ落とし ローブでブーツサーチ ブーツss
スケイルブーツでケルビーニ グラバース落としてガトルss ブーツでブリガンダインサーチしてスケイルss ガトルスケイルでリヴァイエールss
ガトル外してローブss ガトルでグラバースss グラバースローブでリヴァイエールss 効果でブーツss リヴァイ二体で未来皇から未来龍皇ss
ブリガンダイン発動してss ケルビーニブリガンでバルディッシュss 効果でラギッド落としファントムフォースセット ラギッドで霧剣落としてスケイルss
ブーツスケイルでブレイクソードss バルディッシュで破壊して幻影2体を☆4としてss 2体でリベリオンss

最終盤面:バルディッシュ 未来龍皇 リベリオン ファントムフォース
相手ターンにレクイエムを出しバルディッシュ で一枚破壊+未来龍皇とレクイエムで合計4回のモンスター効果無効を用意することができます。コストの部分が未界域であればブリガンのサーチが浮くのでそこを霧剣にすることができさらに1妨害増やすことが可能です。


5.感想とか
軽く回して見ての感想をざっくり書いていきます。
・SRセットの採用(ベイゴマ、タケトン)
召喚権を使わずケルビーニを作れたりブレソで妨害を踏みに行けるのが強いです。初期構築では採用していましたがやはりタケトンボーグの素引きが弱くツチノコの3枚目、ステンドの2枚目と差し替えられました。一応リヴァイエールが風属性なので出せないことはないのですが、ケルビーニを作りにいくための☆3ss札として使えないのが弱すぎました。

・ドラグーンセットの採用
今の展開ではモンスター効果には滅法強いですが魔法を止める術がないのが気になりました。ファントムフォースとレクイエムを抜いてドラグーンセットを入れるのもありだと思います。

・対サンダードラゴン
超雷竜がクソヤバイです。サーチ封じによってローブブーツが除外すらできないためティアースケイルが蘇生できなくて困る場面が何度もありました。そのためメインに一滴を3枚搭載していますがサイドに融合解除を2、3枚入れることをお勧めします。


6.終わりに
新規のおかげで幻影もそこそこ戦えるレベルのテーマになったと思います。最初は芝刈りタイプのパワーカードを盛り込んだタイプの幻影を考えていたのですが展開がうまくまとまらず結局今回のようなスリムな構築に落ち着きました。ティアースケイルは本当に優秀なカードでイゾルデを作るためにも使えたり、オルフェゴールと混ぜたりとかなり発展性のあるカードだと思うので皆さんも色々な可能性を探してみてください。
それではここまで読んでくださりありがとうございました。














また気が向いたらブログ書きます。