静岡YCSで使用した恐竜竜星について


お久しぶりです。
この度、静岡YCSに参加して優勝することができたので使用したデッキについて解説したいと思います。
戦績は
サブテラー ○○
サブテラーノイド ○○
彼岸 ○○
セフィラ ×○○
サブテラーノイド ×○○
恐竜セフィラ ○○
彼岸 ○○
個人7-0 チーム6-1でした。

1.構築

使用したのは恐竜竜星です。
一般的な黄金櫃+ジャイアントレックスを入れたタイプにはしませんでした。
理由としては、デッキ内のゴミを極限まで減らしたかったこと、ランク4よりもリンクモンスターを採用したかったからです。
・デッキ内のゴミ

素引きしたジャイアントレックスやシュンゲイ、不知火の宮司は先行ならミセラやフォトスラなどと合わせてエクシーズやシンクロ、リンクの素材にする事で処理することができます。
問題は後手の時で、言わずもがなゴミの素引きはハンドマイナス1の状態に等しく、実際調整の段階で後手の時にゴミ引いた時の勝率が凄まじく悪かったんですよね。黄金櫃を引いたときのメリットよりもゴミを引いたときのデメリットのほうが大きいと考えていたので採用しませんでした。ゴミは少なければ少ないほど良いです。
・リンクモンスター

リンクヴレインズパックにて、ハリファイバーというカードが出たのは恐竜竜星においても革命的なものでした。今まで事故ハンドであったミセラ+素引きアウロでもハリファイバーを出すことができるようになったためです。ハリファイバーさえ成立してしまえば、そこからボウテンコウが出てくるのでかなり安定して盤面を作ることができます。また、ハリファイバーの効果でバルブを出せばリンク3、リンク4のモンスターに繋がります。ニンギルスやヴァレルロードなどランク4のモンスターにも引けを取らない優秀な返し手が存在していますし、エクストラにリンクモンスターを充実させておけばハリファイバーを起点に柔軟な動きが可能となります。


2.各カード解説
・アルコン2 ゴアトルス2 ミセラ3 アウロ2 オヴィ1 調査2 進化薬3
恐竜パーツです。アウロ2は先ほども説明した通りミセラ+素引きアウロでも動けるようになったためです。進化薬は個人的には3確です。アルコンを処理するためにリソース切った相手の場に再びアルコンを叩きつけるのがかなり強力です。

・ヘイカン1 リフン1 九支1
竜星パーツです。一番の特長はシュンゲイ採用していないことですね。竜星というのは後手の動きに絡ませづらいので死に札になることが多いためです。素引きしたシュンゲイが輝いたことは一度もなかったので自分はいらないと判断しました。
ハリファイバーさえ出せればそこからボウテンコウが出せるので素引き九支がまあほど痛くなく、2枚採用もありだと思いました。ただその場合はシュンゲイも入ったりして構築がガラっと変わりそうです。

・終末の騎士3
ゴアトルス入れたタイプの恐竜竜星では最強カードです。減らす意味はありません。

デストルドー
終末一枚からハリファイバー出せるのでこちらも必須です。進化薬素引きしてる場合でのミセラ+終末はアウロトルドーでハリファイバー経由してバルブ出してボウテンコウ作れます。ハリボウテンコウ九支アルコンは決まってしまえばほぼほぼ勝ちです。

フォトンスラッシャー
増援から選べる星4特殊召喚モンスター。素引きアウロやリフンと合わせてボウテンコウ作ります。この動きは増殖するGに対して強いのが特長ですね。

・カオスソルジャー開闢の使者
後手で強いカードを増やしたくて入れました。闇も光もコスト確保がしやすくデッキを回して入れば自然な形で墓地にコストが揃います。このデッキはボウテンコウ九支やアルコンなどでリソースを消費させたあとに第2、第3の攻め手を押し付ける動きが非常に強力です。コスト確保がしやすいといってもゲーム中一度限りなので採用枚数も1だけです。

・死者蘇生
恐竜でこれを入れない意味はマジでないです。本当に。入れましょうね。

・ワンフォーワン
ミセラにうららを打たれても貫通できたり単純にバルブ持ってきて召喚権使わずハリファイバー立てられるのが強い。これも自分の中では必須レベルです。

・神の通告
苦手なPテーマに対して強いため投入しました。警告や宣告と違い後手でもある程度機能してくれるのが強かったです。CSでは大活躍してくれました。

・バージェストマディノミスクス
後出しの効く罠という点が強く、ヴァレルロードやベアトリーチェなどの面倒なモンスターを処理してくれます。手札コストも効果で捨てる扱いなのでゴアトルス捨てれば進化薬がサーチできたりといった狙いもありました。2枚採用も考えたのですが恐竜はやはり手札の消費が激しく、アルコンとの兼ね合いもあるので1枚に留めました。

・バグースカ
CSでは一度も使いませんでした。フォトスラ+終末しか動ける札がなく、尚且つ終末にうららをもらった時のみ使用する考えでいました。非常に細い線ですが万が一その場面になった時ないと困るので入れておいたほうがいいと思いました。

・セキュリティドラゴン
ゴウフウで出す以外の使い道がなかったのでこれは完全に蛇足だったと思います。この枠をスリーバーストショットドラゴンなどの有用なリンクモンスターにしておけば良かったです。

・トリシューラ
いらないです。出ません。

・トポロジックボマードラゴン
対植物リンクのさくら用ですが、ハリファイバーからバルブを出せばこのカードにつながります。(2)の効果でライフを詰めやすいので最後の押し込みに使えます。


恐竜竜星の強み

ミセラ+終末からなるボウテンコウ九支アルコンなど、少ない消費枚数で強力な場を形成できる点だと自分は考えています。終着点がわかりやすく、プレイの道筋に見当をつけやすいのも良いです。究極伝導恐獣は妨害能力こそ持ち合わせていますが自身に耐性は全くなく、ミセラサウルスのサポート等がなければ以外と脆いモンスターなんですよね。そこをうまくカバーしてくれるのがボウテンコウ九支で、相手への妨害だけでなく自分のアルコンを守ることもできるというこの2体のシナジーが素晴らしいなと使っていて感じました。


恐竜は「引き」だけのデッキ?
結論から言ってしまえば僕はその通りだと思います。ただし、それは今回僕が使用した進化薬を採用したタイプの恐竜デッキの話になります。ゴアトルスや進化薬を抜いて初動をもっと安定させた丸いタイプの恐竜竜星もありますが、その分プレイングは難しくなります。
今回のデッキは自分なりにテーマを決めて組みました。そのテーマというのが「パワーカードをより多く採用する」というものでした。開闢やワンフォーワンを採用したのもそのテーマの表れです(ソウルチャージも採用したほうが良かったです)。究極進化薬も単体スペックで見れば相当なパワーカードで、ゴアトルスという不安定なゴミ要素が常につきまといますがそれでも自分は採用した方が良いと考えました。パワーカードの有無はゲームを大きく左右し、時としてプレイヤーの実力差をも埋めてしまいます。自分自身、プレイにはあまり自信がなかったので、開き直って「引き」で勝てるような構築を目指したわけです。これに関しては否定的な意見の方が多いとは思いますが、地雷デッキとして極限まで尖らせた形というのもアリなんじゃないかなぁと考えています。


質問等あればTwitterのほうで受け付けます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。